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砲神エグザクソン(7) (アフタヌーンKC)

 岡田斗司夫さんがブログで「岡田斗司夫が今年一番おもしろかったマンガ」として紹介していて興味を持ち、それで読みました。結論から言うと自分にとってはそこまでではなかったけど、最後まで読むレベル以上にはおもしろかったです。

 今まで友好を築いていた技術的に圧倒的な優位な宇宙人が地球人に対し植民地化を宣言し、それに対抗する一人の少年とその祖父が持つ組織の物語です。巨大ロボやよくわからないハイテクな武器が登場します。ロボットに関してはそれほどリアリティーを感じなかったけど、少数派である正義の組織が宇宙人に対抗するための戦略、考え方はおもしろかったです。主人公が正義の味方になろうとする一方で犠牲者の発生に頭を悩ますことはヒーロー作品にありがちだけど、その悩みに対し「ほっとけ」「侵略されればわかる」と突き放すやたらスペックの高いジジイも良かったです。こういうジジイのキャラクターって昔はよくいたけど、それを現代のマンガに登場させようとするとこういう形になるのかなーと思います。

 あとエッチな場面が露骨すぎるのも良かったです。真面目に描いているのだろうけど。おもしろいけど、もっと上の世代の人向けの作品だと思いました。ノリとかが特に。(★6)