2012年の「ベストアルバム10枚」です。年末年始は映画を見たり、本を読んだり、スキーに行ったり、ランニングしたり、雪はねしたりと忙しかったです。満喫しすぎてブログ書くのをサボっていました。そんなわけで2012年のベストアルバムです。

15. POP ETC『POP ETC』
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14. 放課後ティータイム『放課後ティータイム In Movie』
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13. The Mirraz『言いたいことはなくなった』
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インディーロックバンドとしてのミイラズとしての解散アルバム。そしてここからメジャーロックバンドとしての活動が始まる。はず。主張は終わり、音楽が始まる。

12. Best Coast『The Only Place』
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11. 八代亜紀『夜のアルバム』
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pizzicato fiveの小西康陽がプロデュース、アレンジを担当。基本的にはストイック。編成もミニマムで、ジャズバンド的な豪華さ、もしくはテクニック的な凄みはあまり感じない。ボーカリストとしての八代亜紀を堪能した。日本のポップ、ロックの人たちはもっと歌を磨くべきだと思った。

10. Passion Pit『Gossamer』
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Passion Pitの2ndアルバム。Passion Pitがポップであることを以前よりも意識した作品だと思う。R&Bなどを導入してジャンル的には以前よりも散らしているけど、基本的には前作と一緒。 オタクなのに、それが音楽性に関しては享楽的なままでいられるのがこのバンドのいいところ。J-ROCKっぽいよね。

9. Four Tet『Pink』
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難しいことをしているはずなのにそれを感じさせず、着実にツボを突いてくれる。複雑だけど複雑すぎず、音の輪郭を一つ一つ堪能できるのが素敵。

8. ドレスコーズ『the Dresscodes』
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毛皮のマリーズとは対極なスマートなロックだと思う。清々しい。どうしてこれが毛皮のマリーズでできなかったのかというと、単純にバンドにスキルがなかったからだと思う。個人的には毛皮のマリーズよりもずっと好き。

7. Dirty Projectors『Swing Lo Magelian』
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前作同様、実験的な印象の強い。でも今回は歌が以前よりも聴こえてきた。バンドでありながら、あまりアンサンブルを重視していないというか、微妙な音のズレをうまく聴かせてくれる。

6. m-flo『SQUARE ONE』
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m-floの帰還。「Starry Sky」の頃のcapsule、もしくはソロ名義以降の大沢伸一、Skrillexに通じるダブステップ色をうまくJ-POPに落としこんでいる。CREAMのMINAMIの起用が生きてる。

5. くるり『坩堝の電圧』
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くるりは基本的に過去にやった音楽性をアルバムごとに変えるのがこれまでの大きな特徴だったけど、それをやめたのだと思う。今までの試したジャンルを解禁した上でバージョンアップしたのが今回のアルバムです。アレンジ的には一貫していないけど、散漫な印象もない。多分、震災が影響しているけど、それだけではないと思う。岸田繁が新しいメンバーを気遣ったのだと思う。基本ドSで、そういうことをしない人だったのに。年長者の優しさ。

4. 鷺巣詩郎『Shiro SAGISU Music from "EVANGELION: 3.0" YOU CAN (NOT) REDO』
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「エヴァQ」のサントラ。腐る程手間とお金がかけられた現代最高のクラシック。情報量が多いこと、そして曲の展開が早いところが過去のクラシック音楽と違う。

3. BUGY CRAXONE『Joyful Joyful』
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どこかポップで日常感があるのに、そこに凛々しさを感じるところがかっこいい。こういうアルバムに出会えるからロックをやめれない。

2. 清竜人『MUSIC』
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濃い。ゲスト多すぎ。清竜人が作らなければならなかったアルバムだと思う。椎名林檎の『加爾基 精液 栗ノ花』を思い出す。

1. タルトタタン『テトラッド』
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とにかく楽曲の粒が揃っていた。楽曲各々に役割がありながら、決して捨て曲にならないところが凄い。一筋縄では行かない歌詞、そしてそれを確かに伝えるボーカル、そして無駄な音が一音たりともないアレンジ。すべてが大好き。ラフだけどきめ細かい美しさを感じる。

以上、2012年のベスト10枚でした。来年はもう少し音楽に耳を傾けたいというか、苦手な音楽も好きになれたらいいな。