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まともがわからない(初回限定盤)

 自分はそもそもゆらゆら帝国の音楽は最後のアルバムの『空洞です』しか通ってない上、坂本慎太郎の音楽に関する知識をまったく持たないので、前作『幻とのつきあい方』もそうだけど、こういう素晴らしい音楽を前にすると困ってしまいます。「いい」としか言いようがないです。ひたすら美しくて、気持ちいい音楽だと思います。

 コンガとギターが基調のサウンドにピアノ、ホーンが加わりつつ、上品に抑制された感じがとても気持ちいいです。坂本慎太郎の歌詞には素敵だと思うことが多いのですが、今回の「まともがわからない」のサウンドの前では正直どうでもいいです。あまりに気持ちよすぎます。完成してます。坂本慎太郎の歌もまるで幽霊のように自由自在で本当に気持ちいいです。音楽は気持ち良ければ良いものだと思い出しました。Pitchforkなら何点つけるかな?きっと→(★10)