
NEVEN (AL+DVD)
注:以下の文章は多大なネタバレを含みます。
m-floの7枚目のオリジナルアルバムです。前作から1年というリリース周期は1stアルバムの『Planet Shining』から『EXPO EXPO』までの周期よりも1ヶ月短いです。2年とか5年空けるのが普通だと思っていたのでさすがに驚きました。
ネタばれになりますが、前作と同様、CREAMのMinamiが今回は4曲、Matt Cabが1曲、それぞれ参加しています。また今回はLoves期以来、久しぶりにMINMI、加藤ミリヤの2人が参加しています。今回新しく参加したのはUnicoと水原希子の2人です。またアルバム幕間のインタールードは、脚本はStoryRidersの佐藤大と武田無我の二人が手掛け、声優は池田昌子、谷昌樹、名塚佳織の3人が担当しています。
アルバム収録曲の参加アーティストに関しては最後に一覧を掲載しておきます。予想ですが大体当たっていると思います。
前作同様、ダブステップ的なエレクトロ系の音造りをしています。少し前のcapsuleや大沢伸一、FPMなどの日本のハウスシーン、海外だとDavid Guettaなどのようにダブステップの影響を受けているので、世界的な流行なのかと。ただ水原希子との「NO WAY」やMINMIとの「TONITE」に関してはボーカリストを尊重するという性質上から歌ものに仕上げていて、そのあたりに第2期のLOVES期を思い出して少し泣けます。
そして今回、加藤ミリヤとの「LOVER」が名曲すぎて驚きました。シングルリリース時はYOSHIKAとの「let go」と印象とかぶるという理由でスルーしていたのですが、もしかするとm-floの歴代1位の名曲かもしれません。m-floを知らない人が聴いても圧倒されるという意味においてです。「ONE DAY」に共演した頃、加藤ミリヤが売れるとは思わなかったし、こんなに歌がうまいことも知りませんでした。
前作『SQUARE ONE』の流れを引き継ぎつつ、より自由度の高いアルバムだと思います。加藤ミリヤやMINMIのようなLoves期以来の共演という要素もありつつ、CREAMのMinamiやMatt Cabともがっつり組みつつ、Unicoや水原希子との曲をラフに作ったり、☆TAKUが胸熱なボーカルを聞かせたりと聴き所満載です。
第3期のm-floは☆Takuのソロの印象が強いけど、相変わらずVERBALのラップは唯一無二で最高です。そして☆Takuも音だけなら世界標準なんだけど、それを聴かせる演出が本当にうまくてもしかしたら日本で1番かも。メロディーメイカーとしてのMinamiも凄いし、今後どんどんおもしろくなると思います。
というわけで「NO WAY」に日之内エミが参加しているという事前の予想は完全に外しました。くそ、自信あったんだけど。100%読み違いました。歌ものになるどころか、エレクトロ色が強いゴリゴリのアルバムでした。完全に『SQUARE ONE』の続編で、僕はそれを望んでいたのでうれしかったです。
あと付属のDVDが良かったです。昨年の「SQUARE ONE」のTourの幕張メッセでのライブ映像を40分程度の凝縮してノンストップで繋いでいて最高に上がります。この映像のためだけにアルバムを買うのもアリかと。melody.とYOSHIKAも出ていてお得感満載です。いつかこの2人とも、アルバムで再び共演して欲しいです。(★7.4)
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参加アーティストの予想一覧(※声優は確定)
1. #canuhearthestars? → cv:池田昌子
2. YEAH! → Minami
3. TONITE → MINMI
4. #395days → cv:谷昌樹
5. NO WAY → 水原希子
6. Das Dance (Like That) → Matt Cab
7. Butterfly → Minami
8. #backinbusiness → cv:谷昌樹
9. CHANCE → ☆Taku(vocal)
10. One In A Million → Minami
11. LOVER → 加藤ミリヤ
12. #anotherreality → cv:名塚佳織
13. FNKY ALGORTHM → Minami
14. #NEVEN → cv:谷昌樹、cv:池田昌子
15. JOURNEY X → Unico
16. TRANSFORMERZ
17. #back2square1 → cv:名塚佳織
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