
m t v
3/21にリリースされた豊田道倫の『m t v』を買いました。HEADZのオフィシャルサイトで買うと5曲のインストCD-Rがついてくるのでおすすめだけど、iTunes StoreやOTOTOYでも買えるのはいいですね。昔、雑誌かなにかを読んで豊田道倫の曲が聴きたくなったことがあったのですが、その時はどこから手を付ければ良いのかわからなかったし、何より買える場所があまりにも少なすぎて断念しました。iTunes StoreやOTOTOYで気軽に視聴できるのって、実は全然普通じゃないんですよね。本当にありがたいです。
とかいいつつ、僕はほとんど視聴しないで買ったけどね。このYouTubeのアルバムのプロモを見て即決しました。
あああああああ、これです、これ。僕がマイブラに求めていたのは。いやいや、マイブラではなく豊田道倫なんだし、豊田道倫もこういうノイズがかった曲ばかりやっているわけではないことだって百も承知です。でも僕にとってのマイブラはノイズの中の静けさであり、騒音の中の孤独がマイブラなのです。そういう意味で、My Bloody Valentineの新作『m b v』は良かったわけですけど。
ただあのアルバムについて一つ好きじゃないところがあるとすれば、それは「Only Shallow」のような馬鹿みたいな名曲がないことです。そしてこの「あいつのキス」は完全にその欲求を満たしてくれるわけです。マイブラではないのに。このノイズの中の安らぎがどうしようもなく心の琴線に触れるのです。
なんなんでしょうね、この目に映る街の風景がぐちゃぐちゃに溶けて、自分の本当の気持ちだけ残るような感覚。アルバム、熟聴しています。
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