
にんじゃりばんばん(通常盤)
最初嫌いだったんですよ。これヤスタカじゃなくても作れるじゃん!って思ったから。和風アレンジ+ファミコン的な音作りって指定すれば他の人でもできるんじゃねーの?と思いました。
でもイントロのあとのメロ→サビの切なさに後から一気にやられました。「あああああ、これだ」というか。最初は「これ明らかに海外向けだよなあ」と思って、そして今でも大体はその通りだと思うけど、メロディーの切ない成分は完全に日本人仕様でした。「PON PON PON」のノリというか、完全に夢見る少女きゃりーの王道です。切なすぎて死にそうになります。
きゃりーってまるで夢みたいだなあって最近思います。「ファッションモンスター」で「このせまいこころの檻もこわして自由になりたいの」と歌い、今回の「にんじゃりばんばん」では「見えていたものが 七色に/変わる時 キミはきっと/手をのばしても 触れない光のようだから」と歌うように、手に入らない何かについて諦めない、そんな少女っぽさの象徴なのだと思います。個人的にはそれが完全にツボです。あれほどチームで動いている、ある意味、超オレオレなプロジェクトにも関わらず、中心となる人たちが超乙女、ガキ。だから儚い。そこが良いです。(★7.3)
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