Anxiety

　いいんだけど、あまり書けることがないんです。個人的に経験値が低すぎて。

　だから自分はR&Bの流れよりも、James Blake以降に肉体的なリズムを再生する人だと思いながら聴いています。James Blakeはポストダブステップと呼ばれているけど、個人的にはダブステップとJames Blakeの繋がりが全然見えなくて、むしろただただリズムを解体する、もしくは観念的なリズムに置き換えたのがJames Blakeの革新性だったのかなーと思っています。まあ好きじゃないからいまいちわからないんですけどね。でもあの頃、Antony & The Johnsonsとかもそんな感じなのかなーとか思いながら、個人的に聴いていました。

　というのも、Autre Ne VeutをR&Bとして語るにしても、僕が持つR&Bのイメージはマライヤ・キャリーや宇多田ヒカルの1stアルバムで止まっているわけです。もしくはTKプロデュース以降の安室奈美恵。最近登場したFrank OceanやThe Weekendとはあまりに印象が違い過ぎてわけが分からないのです。ただ最初にThe Weekendを聴いた時は、なんていうか今までのR&Bがステーキのような豪華さを誇っていたとしたら、これは骨の横の軟骨を食べるようなものだと思いました。つまり本当に肉(R&B)が好きな人のための食材というか。

　個人的にはAutre Ne Veutはまだそれよりもわかりやすいのです。ステーキではないけど、モツの煮込みくらいの大衆性は獲得しているというか。まあすごく変な聴き方をしていることは自覚してるんですけど。でも好きです。キャンセルになったThe Weekendの代わりにサマソニに呼べば良いのに。（★8.1）