13021401_Oblivion_04

★4

細かい部分が駄目な映画でした。

まあまあ面白かったけど、好きな映画ではないです。娯楽大作が好きだから「バック・トゥー・ザ・フューチャー」とか「マトリックス」とか「エヴァンゲリオン」とかそういうのが好きなのです。それらと比較すると「オブリビオン」は真面目。アクションではなくサスペンス寄り。

最初にがっつり世界観が提示されるのですが、その辺が他のSF同様、清潔な未来の世界が提示されていて、デザイン的には楽しいけど、少々マンネリ気味でした。今回の映画は2077年の荒廃した地球が舞台です。トム・クルーズとちょっとエロい女性が任務のためにやたら近未来的な地球の住居で生活しています。そんな魅力的な女性がトムと寝食を供にして、おまけに自宅の庭にあるプールで真っ裸で泳ぎ、そこにトムを引きずり込むという荒技まで見せるのにトムはなぜか上の空。おまけに乳首は映さない撮影方針。この監督、なかなかやるな!と思いながら見ていました。

ただ、物語の根幹の謎が「へー」程度で済む感じが残念でした。

トム・クルーズ。メインヒロインのオルガ・キュリレンコ、それからモーガン・フリーマンなど俳優陣はそれぞれいい味出していたし、エフェクト処理とかも丹念に描かれていたと思うけど、それでも細部が残念な映画でした。M83の音楽もいまいちでした。