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 2日目は朝から雨。

 6時発の「モエレ天然温泉たまゆらの杜」の温泉チケットを買っていたので5時半起床。去年、800円の朝バイキングが気に入ったので今年もここを選んだのが、どうも札幌のスーパー銭湯・北のたまゆらが経営に携わったせいか館内がきれいになっていた。スーパー銭湯が温泉施設を買収するって凄い話。でもいいアイディアだと思う。温泉もご飯も大変結構でした。

 その後、爆睡した挙げ句、絶対に観ようと思っていたFOLKSやKEMURIを見逃した。でもエマーソン北村の音色や梅津和時KIKI BANDのものすごい音が聴こえてきた時には「まあいいか」と思ったけど。

 それでMisiaまで時間があるからぶらぶらしつつ、アミューズ所属の白Aを見た。Rainbow Shangri-Laは満員。文章でうまく伝えるのは難しいけど、音と映像に合わせたパフォーマンスは見事。嵐やSMAPがテレビで見せるプロジェクターで映し出す映像と動きが合わさったものを、さらに進化させた感じ。とにかく細やかでうまい。そしておもしろい。笑いもとる。いいもの観たなーと思いつつ、RED STAR近辺で温玉付き牛タン丼を食べつつ、移動。ちなみに去年牛タン丼がいたく気に入ったので再挑戦したけど、今回は微妙だと思っていたらどうも別の店だったみたい。無念。

 ちなみに移動途中、RED STAR FIELDで「よーえーびーしーん!よーえーびーしーん!あーなーたーは武士!」って歌っていた人がいた。レキシ、恐ろしい子。

MISIA


 この日、最初にきちんと観たのがMisia。本当はゴンチチを観たくて仕方が無かったけど、「つつみ込むように・・・」が聴きたくてこっちに移動。歌は確かにうまいけど、割と演奏とアレンジが退屈。特にドラマーの方がしかめっ面で凄く退屈そうだった(※1)。MCでの煽りが浜崎あゆみに似てたかな。「BELIEVE」をやって欲しかったよ。

1. つつみ込むように…(15th ver.)
2. 陽のあたる場所
3. MAWARE MAWARE
4. HOLIDAY
5. MELODY
6. Everything
7. 逢いたくていま
8. 幸せをフォーエバー
9. THE GLORY DAY

追記1)Misiaのドラマーは青山純さんで、神経系の病気を患われて表情を作るのが難しくなったとのことです。コメントで情報を頂きました。

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東京スカパラダイスオーケストラ


 その後、なんとなくスカパラを続けて観る。とにかく演奏の完成度がとんでもないレベルで、唖然とするレベルだった。確かに踊れるし、盛り上げもうまい。でもむしろスカパラというグループが極まっている感じだった。自分が最初にスカパラを観たのは2005年で、その頃からうまいバンドだったけど、今は呆れるほど上手。ゲストボーカルの細美武士がお粗末に見えるレベル。ちなみに2人目のゲストの伊藤ふみおは想像以上にうまかったです。KEMURIの解散ってなんだったんだろ?って思えるくらい。

 このあと当初の予定では細野晴臣を観に行く予定だったけど、怠かったので寝てました。

小田和正


 レジェンツ登場。RSRの醍醐味は何年かに1回、矢沢永吉、井上陽水、山下達郎、小田和正といったレジェンドが登場することだと思う。自分は小田和正に対して思い入れは無かったけど、音が鳴った瞬間「観て良かった」と思った。テレビのCMで聴いたことがある「たしかなこと」だ。出し惜しみのしない素晴らしいステージだった。バンドも素晴らしかった。小田さんの登場で一気に強くなった雨さえも演出のように思える圧巻のステージだった。

1. たしかなこと
2. グッバイ
3. ラブストーリーは突然に
4. キラキラ
5. 言葉にできない
6. その日が来るまで
7. 今日もどこかで

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 バンバンバザールも観たかったので、「その日が来るまで」の段階で移動。でもこの段階で知ってる曲が3曲も聴けるなんて夢にも思わなかった。

 ところでどうでもいい話だけど、RSRの会場は広いのです。メインステージのSUN STAGEから辺境のBOHEMIAN GARDENまで普通のルートを通ると距離にして1.8kmある(←Google Mapで大体の距離を測定。この記事参照)。というわけで、RSRの公式HPでは徒歩で30分から45分と書かれているのだけど、そこを頑張って15分で移動。少し押していたのか到着した段階ではまだ音合わせをしたので最初から聴けた。

バンバンバザール


 ずっと気になっていたバンドだけど、ようやく観れた。最高だった。そして圧巻の小田和正を残り2曲の時点で去ってもまったく後悔しないほど楽しかった。とにかく陽気で盛り上げ上手。ゲストサポートにDr.kyon。そしてゲストにボーカルの福島の同級生、そして新作に参加した仲井戸麗市が登場。とにかく踊らせてくれて、隣で男女がフォークダンスしていたのがすごく良かった。今、道内をツアーで回っているみたいなのでもう一回観にいくつもり。

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 さすがにSUN STAGEからBOHEMIAN GARDENまで疾走したあとはバテたけど、昼間は怠け過ぎていたし後悔したくなかったのでgroup_inouを観に移動。踊る気力は無かったので脇で座ってみていたけど、割と普通。変態のイメージが強い彼らだけど、割と単調と言うか、むしろあの音楽で踊りまくるお客さんの脳内補完率の高さにびっくり。個人的にはモヤさまの「JUDGE」を待っていたけどやらずに終了。やっぱりホルモンを観るべきだったと少し後悔。そんな体力は残ってなかったけどね。

 バテたのでテントに戻って休憩。遠くからキセルの音が聴こえる。その後、ceroを観るかくるりにするか迷ったけど、意を決してくるりに向けて出発。これが大正解だった。

くるり

 間違いなく今年のベストアクト。「Morning Pepar」と「すけべな女の子」が並ぶ、ある意味マニアックなセットリストで、ロックサイドのくるりを堪能できた。あらきゆうこが素晴らしかった。これほどのロックなドラマーだとは思わなかった。そしてあらきゆうこのドラムに、クリストファー、ボボ、クリフ・アーモンドなどのくるりの歴代ドラマーを感じた。それを引き出したのは彼らと共演してきた岸田と佐藤だ。2人の演奏も鬼気迫るものだった。あらきゆうこは今、最もくるりの正式ドラマーに近く、またそれを望まれているドラマーだけど、あらきゆうこが正式メンバーではなかったからこそ、この日のステージがあった。正式、サポートの名義に関係なく、これからもくるりとやっていって欲しい。

 そして脱退した人を悪く言うわけではないけど、「残る」選択をしたファンファンは間違いなくすごいミュージシャンになると思うし、実際この日も2年前のRSRと比べてすごく良かった。これからのくるりも楽しみ。

1. ロックンロールハネムーン
2. ワールズエンドスーパーノヴァ
3. 水中モーター
4. Morning Pepar
5. トレインロックフェスティバル
6. すけべな女の子
7. ばらの花
8. 東京
9. 奇跡

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 その後、def garageで熱演していたソウル・フラワー・ユニオンを眺めつつ、テントに戻る。テントでThatre Brookの佐藤タイジの割と柔らかめな反原発MCを聴きつつ、キヨサクや山口隆とのコラボを聴きつつ、Kenji Jammarとの「戦場のメリークリスマス」のカバーを聴きつつ、「ありったけの愛」を聴きつつ爆睡。これで僕の2013年のRSRは終わりました。

 前にも書いたけど、今年はベビーカー連れが特に多かったことに少し考えさせられました。逆に場内にほとんどゴミが落ちていないことは凄いと思いました。やっぱり大好きなフェスなので、また来たいです。

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