
★8
アクモンのアルバムでかっこいい!と思ったのはじめて。iTunes Festivalやフジロックの映像でライブがかっこよくて死ぬレベルなのは知っていたけど、CDはそれほどでもなかった。でも今回はレコーディング音源がライブに追いついている。テンポはゆったりしているのに、テンションが張り詰めている。
もはや「バンド名=ジャンル」と言えるほどの風格がある。区分けとしてはインディー・ロックだろうけど、パンク、ガレージとも違う。どことなく今風のR&Bっぽさも入っていながらアクモンの濃度は揺らがない。個性が確立している。RADIOHEAD以降、Vampire Weekendが「バンド名=ジャンル」と言える存在になると予測していたけど、アクモンがそれを先にやってしまった。他とは三馬身くらい飛び抜けている気がする。昔、ミイラズがアクモンをパクっていたけど少し時代を先取りしすぎてた。今くらいに真似るほうが流行るんじゃないかな。
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