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★7

最後の20分まで粘れれば、フェイ・ウォンに恋してる。

映画自体は2篇に分かれていて、前半は金城武&ブリジット・リン、後半はトニー・レオン&フェイ・ウォンなんだけど、もはや前半はこの映画館の世界観に慣れるためだと思って耐えるしかない。カメラワークはおもしろいけど筋は単調。でも若かりし頃の金城武、意外とおもしろい。

だけど後半、化ける。というか最後の20分だけが飛び抜けて引き込まれるのだけど、ぶっちゃけいいタイミングでフェイ・ウォンの『夢中人』がかかるおかげ。本当にそれだけ。でもそれで十分なのね。最後の20分まで見続けることができたらあなたはすでに『恋する惑星』にいるのだから。この邦題、秀逸すぎると思う。

でも一番かわいいのは後編に登場する、ただの脇役のCAだけどね。TSUTAYAの発掘良品、今更だけどいい企画だと思う。