イギリスのギターロックというと「オアシスのこと?」というくらい自分がUKについては疎いし、ヴァクシーンズがrockin'onの山崎洋一郎さんがプッシュしていた時も「汚い音だな」くらいにしか思っていなかった。ただその印象は今でもあまり変わってないけどね。でも最近、アルバムに先駆けて販売された"Tennnage Icon"がかっこよかったのでよく聴いている。
彼らの音楽にはインディーロックとUKロックの側面があると思う。Oasisやマニックスなどの流れを継承してるけど、フロントマンのJustin Youngと同じフラットで暮らしていたMumford & Sonsと同世代のバンドだと感じる。UKギターロックの音だけど、10年前の音楽よりずっと明るいし無邪気。Vampire WeekendもMumford & Sons、日本だとTHE BAWDIESの世代なのだと思う。反抗的ではないけど、その世代なりの苦しいことがあって、それが音に表れている。多分この世代のロックバンドは苦しみや悲しみを大げさに描かなくても伝えることができる世代なのだと思う。
洋楽をよく聴く人ならThe StrokesやRamonesを感じるのだと思う。だけど個人的にはMumford & Sonsや音楽を聴いていて清々しいところが日本のバンドだけどTHE BLUE HEARTSや『ギヤ・ブルーズ』の頃のthee michelle gun elephantに似ていると思った。気持ちいいアルバムだと思う。
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