宇多田ヒカルの活動休止期間における新曲。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の主題歌としての書き下ろし。彼女のtwitterによると曲は日常的に書いているとのこと。
サウンド的には「Be My Last」や「嵐の女神」に共通するピアノの弾き語りが中心で、雰囲気的には「Show Me Love (Not A Dream)」に似ている。悲しみの色が濃いコアな曲で、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の世界観にうまくマッチしている。映画の圧倒的な情報量と大きな悲しみが終わり、過ぎ去ったものの重さを感じさせてくれる曲だと思う。
失恋後の曲とも愛する人を失った後の曲とも解釈できるけど、それでも「Everybody finds love/In the end」と歌えるところが、本当に彼女の凄いところだと思う。老成しているというか。でもそういう歌詞の内容を日々感じて生きているのではなく、歌を作り歌うという作業を通してそういう深い部分拾い集めているのだと思う。
彼女はこれで「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」のシリーズに「Beautiful World」「Beautiful World -PLANiTb Acoustica Mix-」「桜流し」の3曲を提供した。次の「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」では新曲を提供するのだろうか。それは公開してからのお楽しみだけど、もう「エヴァ」の主題歌は宇多田ヒカルでなければいけないほどに毎回鬼気迫った曲を提供するくらい、彼女はエヴァが好きなのだと思う。毎回そう思う。
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