
TOKYO ROCKS、中止になったね。
昨今、フェスバブルがはじけたと言うか、そろそろ飽和状態になった感があった中、盛大に弾け飛んでくれたのは見事です。開催前から「(ROCKS TOKYOに続く)新たな3年間の第2楽章が始まり」と主張する人(by矢野貴志)がいる一方、「ROCKS TOKYOとは何ら関係ない」と主張する人(by鹿野淳)がいて、その足並みの揃わなさに業界関係者のみならず、音楽ファンもチケットを発券せずに固唾を飲みながら見守っていたのですが、まさか本当に中止になるのはさすがに想定外でした。ウドー・ミュージック・フェスティバル同様の惨状になる前の撤退、ある意味潔しですが、さすがに後処理は悲惨な事になることが目に浮かびつつ、「春だなあ」と思う次第です。
2013年はap bank fesの休止、SETSTOCKの撤退が決定し、a-nationの規模縮小化が叫ばれている中、我らがJA岩見沢ことJOIN ALIVEが2週末計4日の開催を発表していて、もう始まる前から不安でいっぱいです。
とか書きつつ、ぶっちゃけどうでもいいのですが。
なんていうか、僕はバンドマンでもないし業界関係者でもない、傍目から見ているだけですけど、やはりフェスが定着してから食えるバンドが圧倒的に増えた印象があります。実際は音楽一本でやっていけてないのかもしれないし、CDの売上げ低下が叫ばれる昨今、フェス及びイベント出演、バンドのツアーで食べていくバンドが増えた、にもかかわらずチケットの料金が近年上昇傾向にあるのが不思議です。明らかにZepp規模のライブのチケット料金は高くなったし、大型フェスのチケット料金も軒並み値上げしています。
結局、CD売れない&雑誌も売れない&配信微妙な状況の下で、それに対する最大の処方箋がライブ至上主義だったわけですが、どうもそれさえも頭打ちにもかかわらず、チケット料金が下がらない。
それってどうなんだろ?と思いつつ、最終的には食えないバンドは普通に辞めるんだろうなーと思います。悲しいけど。そうなる前にCD買おう!iTunes Storeで買おう!ライブに行こう!ってことです。どうも北海道は寒すぎて、全然やる気が起きません。早くあたたかくならないかなー。4月もよろしくです。
今月の私的ベスト
m-flo『NEVEN』豊田道倫『m t v』
fun.『Some Nights』
Say Lou Lou『Maybe You - EP』
Lana & Andy Wachowski「クラウド アトラス」
Nicolas Winding Refn「ドライヴ」
Steve McQueen「SHAME」
平野勝之「監督失格」
Lana & Andy Wachowski「マトリックス」
黒澤明「七人の侍」
Jean-Pierre Jeunet「アメリ」
あずまきよひこ「よつばと!(13)」
コメント