news_large_delofamilia_art20130416
 この間のustreamで観たdelofamiliaのライブについて。

 ORANGE RANGEの首謀者廣山尚人のソロプロジェクトとしてはじまり、現在はシンガーソングライターRie fuが加入して新たな局面を見せたdelofamiliaのライブは、ほとんど想像の範囲内でした。盛り上がりが弱い&女性客が多い&ゆらゆら〜。でもそんなのは音源を聴けばわかることだし、そもそもどう考えても音源制作に特化したユニットがそもそもライブをすること自体びっくりなのですが、蓋を開けてみればオルタナファンよりも、ORANGE RANGEからのファンの流入が大半だったことに現状の厳しさと勿体なさを痛感した次第です。

 いや、別に悪くはないのです。HYDEがソロライブをやって「ラルクファンしかいない!」と叫んだところでそんなの当たり前っつー話なのですが、やっぱりdelofamiliaはtoeやte'、LITEのような日本のオルタナ/ポストロックの流れで語られて欲しいわけですよ、理想を言えば。前述のバンドに比べたら音が弱い上趣味的で、NAOTO本人も売り出す気がほとんどないとしか思えないのですが、それでも00年代の最大の快楽系ポップユニットの首謀者NAOTOと、日本で最も日本人らしくないフォーク系シンガーソングライターのRie fuがガチで組んでここで終わるのはあまりにも惜しいというか、ビートたけし×石橋貴明並みの消化不良を感じてしまうのです。それぞれ本業があるのもわかるけど。

 序盤重めだった雰囲気が「Your Money」で一気にはじける瞬間、やっぱり良いプロジェクトだと思いました。でももっともっと知られるべきだし、わかりやすい方向に駒を進める決意も必要だと思います。アコースティックツアーもいいけど、思いきってシングルを作って欲しいです。歯がゆい。(★5)

Set List
1. In the Groove
2. toxic ship
3. Your Money
4. Globalism Calls
5. typical
6. Delicious
7. amateur
8. hopefully(未発表曲)
9. blond head
10. meteorite night, tonight
11. recently
12. Beyond Hello
13. Crimes
14. primal
encore
15. balance!
16. see you