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Washed Outの2ndアルバム。前作に引き続きBen H. AllenとErnest Greeneの共同プロデュース。作詞・作曲は全曲、Ernest Greene。Ben AllenはAnimal CollectiveやDelphicの作品のプロデュースを過去に手掛けている。

2年前、洋楽に疎い自分はチルウェイブ云々以前に、ジャケットがエロいという理由で『Within & Without』を聴いた。チルウェイブとチルアウトの区別もつかなかった自分は「チルアウトなのに意外と派手だなー」と思ったのを覚えている。それから2年経った。個人的にJames Blakeの1st、Four Tetの『Pink』、Toro Y Moiの「So Many Details」を消化した上でWashed Outの2ndにたどり着いて思うのは、ただただどれも気持ちいいということ。気持ちよさだけで完結している。

アルバムタイトルにもなっているParacosmという単語は「子供によって発明された、延長された空想の界」を意味する。普通、空想というと現実からの逃避と思われがちだ。でも音楽くらいに逃避してもいいよね。