
★8
2003年の原作デニス・ルヘイン、監督クリント・イーストウッドのミステリー映画。
最近、イーストウッドの映画の良さがわかりつつあるのだけど、今回は荒木飛呂彦の新書と村上春樹のエッセイ集でこの映画のことが書かれていて、それで気になったので観た。とにかくイーストウッドの映画は観る前が気が重くて、レンタルしたのに「まあいいか」と思って返却したことがしばしば。実は今回の鑑賞もレンタル2回目。
でも観たら観たでおもしろかった。でも何が良かったのかがさっぱりわからない。例えば『インビクタス/負けざる者たち』では作品で描かれるネルソン・マンデラの偉大さに圧倒されるのだけど、そういうわかりやすいものはない。
ある川沿いの街に3人の少年がいて、そして彼らは皆大人になり、そして事件が起こる。そしてどちらかというと苦々しい結末を迎える。だけど重くない。嫌な気持ちにならない。それが本当に不思議な映画だった。こんな変な映画にアカデミー賞をあげるのだから、アメリカは凄い。
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