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2010年のネットの音楽オタクが選んだアルバムを見ていただいた方、本当にありがとうございました。来週は2011年のランキングを発表するので、面倒な平日を乗り切って下さい。

ところでランキングを見ていると「どうしてアレ入ってないんだ!」と思うことはあって、ランキングを作っておいて言うのもなんだけど、僕はそればっかりです。それでそういう作品を勝手に救済すべく今回の10枚を選びました。「こいつこんなの聴いてたんだ…」と呆れていただけたらうれしいです。でも全部名盤なので興味があったら聴いてみてね。


10. 東京スカパラダイスオーケストラ『WORLD SKA SYMPHONY』

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スカパラ×奥田民生、斉藤和義は想像がつくけど、スカパラ×Crystal Kayは想像がつかなくて、しかも軽やかに期待をぶっちぎっていて最高だった。

9. STAn『STAn』

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ロックの最終兵器と呼ばれたSTAnの、結果的に本当に最終兵器となってしまったアルバム。自主レーベルを作ったばかりなのにゴキゲンなグルーヴで次が楽しみだなーと思っていたらボーカル脱退→解散。残念すぎる。

8. FreeTEMPO『Life』

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FreeTEMPOのラストアルバム。ただFreeTEMPO名義でバンドサウンドを導入するくらいなら、プロジェクトを終えずに名義を残しても良かった気がする。とはいえ僕にとっての00年代の日本のハウスミュージックはこれで終わり。大好きだったよ。

7. Dragon Ash『MIXTURE』

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ラウドロックのDragon Ashをどう見るかで評価が分かれるけど、僕は好きだった。「ROCK BAND」で泣いてしまうから。でもいいかげんヒップホップをやってくれないかな。

6. つしまみれ『Sex on the Beach』

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この年、岩見沢で初開催のJOIN ALIVEの一番小さなステージでお客が少ないのにダイブをかまして、みんな必死に支えている姿にぐっときて一気にファンになったのね。ベースの人の動きがエロ過ぎるのに写真ではそれが1mmも伝わらないのが残念。

5. V.A.『cosmic cuune』

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『劇場版 マクロスF 恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜』の公開を記念したクリスマスアルバム。全作曲、アレンジを菅野よう子が担当。『マクロスF』は音楽だけが好きすぎておかげでこんな企画盤にまで手を出してしまった。でも本編よりもいい曲ばかり。菅野よう子の手の抜かなさは異常だと思う。

4. BENNIE BECCA『BENNIE BECCA』

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BENNIE KとアメリカのSSW、BECCAのコラボ。これがびっくりするくらい良くて、本家のBENNIE Kよりも好きなほど。だけど1stアルバムリリースで一連の活動は収束。パンク/ポップパンク+ラップ。今思えば最強の組み合わせだった。

3. まつきあゆむ『AGAIN』

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まつきあゆむのセルフカバーアルバム。最近の彼の作品の中で唯一現実の匂いがする。

2. 相対性理論+渋谷慶一郎『アワーミュージック』

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相対性理論が渋谷慶一郎の楽曲をバンドアレンジし、なおかつ渋谷慶一郎も参加。今でもこれの続編的なコラボを期待している。

1. Cocco『エメラルド』

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Coccoの大傑作アルバム。このアルバムとハイエイタスのアルバムは過小評価されすぎていると思うけど、これがネットの温度感なのかもね。まったくあいつらはなんもわかってないね!




というわけで2010年に勝手に補足しておきたい10枚でした。以下はおまけです。

Lily Chou-Chou「エーテル」



やっぱりSalyuはダークサイドの歌姫であって、ポップシーンに出て来るべきではないと思うよ。

鈴木慶一、やくしまるえつこ「SMILES and TEARS 2010」

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すべてのMOTHER2ファンのみんな、絶対に聴くんだよ。