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リバースエッジ、最高だった。

僕はドラマの『モテキ』をきちんと観てないし(映画は3回観たけど)『恋の渦』も未見だけど、でも大根仁が作り出すあのダメ人間が集う都市の雰囲気がたまらなく好きで、リバースエッジではそれが『まほろ駅前番外地』以上の形で作られていた。

まちがいなく石橋蓮司と小泉麻耶の影響が大きい。探偵社所長の石橋蓮司はヤクザ以上に怪しげだったし、小泉麻耶はとにかくエロかった。大根さんはカンパニー松尾のファンだけど、まさにカン松が選ぶようなビッチ的衣装のやらしさが出ていてすごくよかった。

そしてそれに拍車をかけたのがEGO-WRAPPIN'のオープニング&エンディング。



曲の時点で最高なのに、まさかのバンド勢揃い。しかもエンディングでも登場。Mステに登場する何倍もうれしいのは大根仁の映像が最高だからだ。

原作はチェックしていないけど、リバースエッジは『モテキ』よりも物語にパンチがなく、『まほろ』よりもキャラ性のない物語だと思う。そのせいか正直に言うと、最初はオダギリジョーの存在感があまりに薄いことに驚いた。だから極論を言うなら、あそこに立っているのが瑛太でも森山未來でも構わないし、オダギリ自身もあくまで世界観の一部になることに徹していたように見えた。逆に言うと、それができるのがオダギリジョーの本当の凄さだと思う。

そして次回予告がやばかった。あまりに印象が強すぎて逆に覚えていないくらいだけど、縛られて目隠しをしておっぱいを晒す女のよがる姿、そしてそれに群がる男たち。わけがわからない。でも物語の中にくらい、そんなわけのわからない世界があってもいい。


初出:音楽だいすきクラブ