2週間ほど前に鑑賞。宇野維正さんやYUさんが絶賛していたので遅れて鑑賞。おもしろかったけど、内容的におもしろいというより、とにかくレベルの高い映像を見せられている感じだった。終始映像が美しいんだけど、デヴィッド・フィンチャーやスティーヴ・マックイーンのような清潔感のある映像ではない。ちょっと古くて乾いているような映像だった。
物語については何を書いてもネタバレになるのだけど、観終わって映画の公式ホームページのネタばらしをみて「なるほど」と思った。文学的な作品なので、地味といえば地味だけど、出てくる映像や被写体が美しいので飽きない。あまり書けることがない。一歩間違えると松本人志作品みたいになりそうだけど、そこには松本じゃ絶対に辿りつけないような断絶がある。そしてそれは単なる技術すぎないけど、やっぱり技術って大事。(★7)
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